こんにちは、トムです!
今回は私の資産運用についてお話をさせていただきます。
目次
つみたてNISA(投資信託)
私はつみたてNISAの制度が始まった2018年からこの積立投資を開始しています。
NISAとは、Nippon Individual Saving Accountの略称で、先にイギリスで始まっていた少額投資非課税制度をモデルにしたそうです。日本の税制においては、株式や投資信託の売却で得られた利益に対しては20.315%の税金が課されますが、NISAの制度を利用すれば課税が免除される非常にお得な制度となります。
例えば、10万円でA社の株式を購入し、20万円で売却ができた場合、売却して得られた利益(キャピタルゲイン)の10万円に対して約20%の税金が発生します。最終的な受取金額は税金で持っていかれる2万円を差し引いた18万円となりますが、NISA制度を利用した場合は課税が発生せず20万円をまるっと受け取れるのです!
日本におけるNISA制度では、2通りある非課税制度から1つを選んで資産運用を行います。
- 一般NISA: 非課税期間5年、運用対象は株式・投資信託(年間上限額120万円)
- つみたてNISA: 非課税期間20年、運用対象は投資信託(年間上限額40万円)
購入対象商品の幅広さや年間上限額の高さなど自由度が高いのは一般NISAなのに対し、購入対象の幅がせまい(=商品が厳選されている)代わりに非課税期間が長いのがつみたてNISAの特徴です。
そこでなぜ私がつみたてNISAを選択したかというと、リスクの分散と非課税期間の長さがあります。
リスク分散
投資の世界では「手持ちの卵は一つのかごに集めず分散せよ」という金言があります。10個の卵を1つのかごだけに入れている状態ではそのかごに何かあったときに卵が全滅してしまいますが、複数個のかごに分けていれば全滅のリスクは免れる、という考え方です。
1つの会社への集中投資をした場合、その会社の業績・株価変動が直接自分の資産評価額に影響を与えてしまい、変動幅が大きくなってしまいます。一方、投資信託を購入すれば複数の会社の株式が少しずつ購入できるためその分振れ幅を小さくすることができるのです。
日経225連動型の場合は日本の優良企業225社、S&P500連動型の場合はアメリカの優良企業500社に少量ずつ投資
非課税期間の長さ
こちらもリスク分散と重複する部分があるのですが、株式投資は10〜15年以上の長期投資を行った場合、ほぼ間違いなくプラスのリターンとなる、という統計データがあります。
2〜3年くらいの短中期投資の場合、必ずしもプラスの利益が取れない場合もあるため、せっかくの非課税メリットを活かせない可能性があるのです。NISA制度を利用しない一般投資では株式の売却で発生した損失場合、年末調整や確定申告により税金が安くなるという救済制度がありますが、NISAではこの救済制度が利用できない、というのもマイナス点です。
以上の理由から最大20年の非課税期間をもつつみたてNISA枠の利用を決めました。
個別株(国内株式)
現在私はANAホールディングスの株式を保有しています。「個別株の集中投資なんてリスクがあるじゃないか!!さっき言ったことと矛盾してるぞ!!」という声が聞こえてきそうですね。笑
こちらは資産運用というよりも株主優待目当てでの保有というのが理由です。地方出身の私は帰省の際に飛行機を利用するのですが、年末年始やお盆といったハイシーズンになると航空券代が高騰し1人の往復代金のみで6〜8万円くらいになってしまいます。ところが株主優待券を使用すれば国内線を正規料金の半額で利用することができるのです!
注: 時期によっては旅割等の早期購入割引のほうが株主優待割引の料金より安いことがあります。また、株主優待割引の航空券の座席数は上限があるようなのでご注意ください。
これまでは金券ショップで都度株主優待券を1枚3,000円台くらいで購入していたのですが、コロナショックにより株価が下がっていたため、株式を購入してしまってもいいかな〜という判断に至りました。2〜3年前までは1株3,000円台後半〜4,000円台という値をつけていたため、長期目線で考えれば株価は復活するだろうという考えです。
海外ETF
こちらは最近始めたばかりですが、バンガード社がバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の積立購入をNISAとは別枠で行っています。
実は私つい最近まで外貨建て生命保険に加入していたのですが、いろんなところで手数料が高い、という話を聞き解約をしました。(このときの話はまた改めてできればと思います。)解約時に払い戻されたお金を再度投資に回していく意図でこの海外ETFの購入を始めております。
このVTという商品は投資信託のように世界各国の一流企業の株式から構成された商品で、GAFAを始めとするアメリカの名だたる企業や、成長著しい中国のIT企業(テンセント、アリババなど)などの株式を関節保有することができるのです。
VTIというアメリカ市場に特化して投資をする商品もあったので、どちらにするか迷いましたが、今後も中国市場は伸びていくのではないか、また投資対象国の範囲を広げることでリスク分散を行おうという理由で全世界株式投資に決めました。こちらも少しずつで良いので伸びていってくれることを期待しています^^
以上、私の資産運用についてのお話でした。今後は細かい所についてもお話できればと思います。
ご覧いただきありがとうございました!!